100円ショップの「色紙箱」でも作れる。
無造作にカトレアが作れる。
固定観念にとらわれないで・・・・・
自生地の生態系を・・・・再現すること。
ラン栽培は難しかった!
ここでは・・・あえて・・・過去形の・・・「難しかった」・・・と記す。
ラン菌の生息していない培養土でのラン栽培は、ランの進化も、菌根も、菌根菌も削除したものだから、
ランの立場に立てば・・・・そんなことアリエナイ・・・青天霹靂のような・・・トンでもないものである。
ランの愛好と言いながら・・・ラン第一主義でなく・・・人間の好き勝手で行ってきた業界である。
自生地再現と言いながら・・・まったく自生地と乖離した栽培が・・・
一部の人の間では・・・それこそ進歩した栽培であるという・・・認識まである。
その中には・・・狂信的な「水ゴケ」信者がいる。
そういう人も、元をただせば、赤ちゃんの時から「水ゴケ」を知っていたわけではない。
必ず誰かから、本から、テレビから・・・得たに過ぎないものである。
「水ゴケ」栽培を発明した人は・・・日本には一人もいない!
日本のランにおける「水ゴケ栽培」は、英国のラン栽培を導入したに過ぎないものだからである。
宇井 清太も昭和40年代までは、多くの蘭カンケイの本を買い集めて・・・・
世の中には素晴らしい人がおられるということで・・・栽培を真似たものである。
しかし、その後、英国の、ヨーロッパのラン栽培本を手に入れ読んでみると・・・
日本の栽培書は・・・ただの「翻訳」に過ぎないものが多いというものだった。
日本の業界の権威者は・・・・明治以降・・・西欧の本を誰よりも早く輸入して・・・
誰よりも早く「翻訳」して日本に紹介した人が・・・知識人であり権威者と呼ぶ・・。
これは、植物界にも当てはまる・・・。
ラン栽培に「水ゴケ」が使用できることを見出した人は、素晴らしい実践家である。
ラン菌も、菌根も未知な時代に、どうにかランを作れる「培養土」を探し当てたということは、
ラン狂でなければ・・・出来ないことである。
それと同じことが・・・東洋ランの「深鉢」「培養土」にも言えることである。
どうにか「栽培できる」ということだけでも大変な研究精華である。
更に・・・東洋ランでは・・・「美的空間」まで演出できる「鉢」まで編み出した。
これは、花の演出という点では究極である。
床の間を・・・。
それがラン界の「文化」。
そう固定されると、少し違うのではないかというのが宇井 清太に見方。
ランが喜んでいるのか???
つまり、ランサイドから見たラン栽培と、人間の愛好というサイドから見たラン栽培に違いである。
これは・・・日本には一つの事象例がある。
千利休が秀吉を招いて行なった「朝顔茶会」である。
その朝茶室の庭に咲いた夥しい朝顔の花を全て切って・・・
茶室に「一輪の朝顔」を飾った・・・。
権力者に美意識で戦いを挑むのに・・・朝顔の花を・・・武具にした。
こういう所作を茶も世界では・・・神の美学・・・のようにしているが、
これなどは、人間中心、人間ファースト・・・花も自然も・・人間のためにある。
人間関係の「一期一会」の為にあるというようなもの・・。
活花の世界は、花は・・・人間の為に・・・ある!
無造作に・・・切れる。
花材ご用達のプロは・・・。
花は・・・「生殖器」という根本など・・・全然カンケイナイ。
見方を変えて・・・朝顔の立場からすれば・・・
朝顔は・・・利休のために咲いているのではない!
子孫を残すためにのみ・・・咲いている・・・ということになるかもしれない。
政治的言葉で言えば・・・「見解の相違」という答弁がある。
植物にも「植物愛護団体」があれば・・・・・
植物が喜ばない「培養土」での栽培は・・・「植物虐待」ということであろうか。
山堀株のランを・・・ラン菌の生息していない培養土で植えて・・・というのは、
本当に科学的でない。
植物栽培は・・・根本は「培養土作り」から始めるのであるが、
科学が幼稚な時代に生まれた「水ゴケ栽培」がラン界に亡霊のように継承されている。
それでランが喜ぶのであれば・・・何も言うことはないのであるが・・・。
自然の法則から乖離したものは、短い年月では良く出来る場合もあるが・・・
必ず・・・健康を害する場面が出てくる。
人間で言えば「腸内フローラ」。
植物、ランで言えば「土壌フローラ」「鉢内フローラ」である。
木材腐朽菌(ラン菌)が生息していない・・・「清潔」な培養土は、
短時間のうちに・・・非常に不潔な培養土になることを知るべきである。
特に、動物性由来の肥料を与えた場合は・・・・
水ゴケも粒粒も・・・所詮、人から伝授されたもの。
宇井 清太は性格が悪いから・・・必ず・・・そのまま・・・お茶のお弟子さんのように出来ない。
「習い事」は所詮、人間が考え作った世界のもの。
植物は地球の自然が作ったもの。
植物栽培は「伝統」ではなく、新たな「自然発見」である。
より以上に「植物が喜ぶ」ものを探索。
ステキ、カワイイ・・・と人間が喜ぶ前に・・・植物が喜ぶ培養土。
それが「ペレポスト」である。
ランファースト、植物ファーストの理念を持った・・・・別な視点を持った「培養土」である。
植物栽培の基本は灌水。
高校野球をテレビで見ているが・・・野球は「キャッチボール」。
ホームランを打つには・・・どうすればよいかを聞かれた・・・名選手。
「キャッチボールが出来ればホームランを打てる」と言ったとか。
これを名言と思うのか・・・迷言と思うかで・・・・レベルが・・・。
基本も出来ていない人が・・・いきなり「ホームラン」を質問してくる。
こういうことがラン栽培でも・・・普通に見られる。
灌水も・・・ろくにできないものが・・・ペレポスト云々。
幼稚な作りを・・・ホームページに載せている。・・・もちろん「匿名」。
「恥じの文化」が日本から無くなった。
人間に生まれて「名無し」にまで落ちぶれたものが・・・ランについてアレコレ。
日本が・・・それだけ怖い社会になったのか。
名無しのものから見れば、氏名を明記するものは「自己顕示欲」の強いものなのか?
ペレポストは、1時間に20mmの強い雨を想定して開発した。
この雨量なら・・・全部浸み込むからである。
ところが・・・水ゴケのウオータースペース。
東洋ランの「粒粒」。この灌水では1時間に1000mmという・・・
地球上ではありえない降雨のような灌水。
とんでもない灌水の仕方である。
ウオータースペースに水を注いで行う・・・灌水。
葉を濡らさない雨など・・・地球には存在しない!
それが「根本」である。
栄養生長期の灌水は、これが基本である。
右写真は・・・この基本を押さえて灌水した着生ラン達である。
kouza 4azab